なぜ肩がこるのか。そもそも「こり」って何だろう?
この「こり」のメカニズムが分かればこり対策、セルフケアの効果も跳ね上がること間違いなし!
「こり」の原因とは
筋肉の伸縮不良からくる「こり」
「こり」とは筋肉の可動不足により、収縮したまま硬くなってしまう状態です。
筋肉が収縮して太くなり、筋繊維の中にある血管を圧迫することで血行不良となり老廃物が蓄積してしまいます。
また流れが悪くなるためその先へ十分に栄養を運ぶことができません。
筋肉(骨格筋)は伸び縮みを繰り返し骨を動かしています。
日常生活では特に意識せずに体を動かしているかと思いますが、緊張状態で無意識に力が入っていたり、あまり動かずに同じ姿勢を続けていると筋肉はその形で硬くなってしまいます。
肩こりや首こりの違い
血行不良により血液循環が低下。結果として「痛い」、「だるい」、「重い」といった自覚症状が現れます。
この筋肉の収縮による血行不良が「肩」を動かす筋肉で起こるか、「首」を支える筋肉で起こるかの違いがみなさんが表現する肩こりや首こりの違いです。
その他の筋肉が肩こり&首こりを引き起こすことも
人の体には多くの筋肉が張り巡らされています。肩こりや首こりといってもその部分の筋肉だけで不調を引き起こすとは限りません。
例えば腕の筋肉や胸の筋肉、背中の筋肉のこわばり等により肩、首の不調を引き起こすケースも少なくありません。
「こり」を予防する方法
運動やストレッチ
予防策としては「運動」を定期的に行い、筋肉が硬くならないようにすることが一番の対策です。
そのためストレッチなどが一般的ですが、特にスポーツをしていない方は「面倒くさい!」と感じるかもしれません。
デスクワークなどの合間に少し動かすだけでも「こり」の防止に繋がります。
こってしまってから解消するのは大変なので「こらない体作りと習慣(姿勢)」がこりを予防する最善の方法です。
水分補給
筋肉は水分を貯める性質があり、筋肉組織の約70~80%が水分で構成されています。
脱水状態や水分不足は筋肉の硬さを引き起こし、「こり」の原因や疲労を増加させる原因となってしまうのでしっかり水分補給をすることが重要です。
またアルコールやカフェインの多い飲み物など、利尿作用の高い飲み物を摂取しすぎると体内の水分が排出されてしまうので注意が必要です。
一般的には成人で一日約2Lの水が良いとされていますが、スポーツをされる方や夏の発汗が著しい時期などはよりこまめな水分補給が不可欠となります。